こんにちは、toshiです。
今回は、僕の大好きなアーティスト「佐野元春」を紹介します!
あなたは、「佐野元春」と聞いて何を思い浮かべますか?
知っている曲と言えば、「Someday」「約束の橋」くらい。アルバムは一枚も持っていないし、どんな人なのかも知らない。もしかしたらそんな印象かもしれません。
でも、この記事を読んでいるということは、「佐野元春」に興味があるということですよね?(素晴らしい!)
そんなあなたに、「佐野元春」の曲と彼の魅力・かっこよさについて解説します。
佐野元春の音楽に興味あり!という人におすすめのアルバム3選
佐野元春は、現在(2023年5月)までに19枚のオリジナルアルバムを発表しています。
その中から、「佐野元春の音楽に興味あり!」っていう人に私がおすすめする3枚のアルバムをご紹介します。
正直言って、どれも素晴らしいアルバムの中から3枚だけを選ぶのは、とても難しい選択でした。
なお、オリジナルアルバム以外にもご紹介したい企画盤やライブアルバムなどがありますが、それらはまたの機会にしようと思います。
SOMEDAY
1982年5月21日発売。彼自身3枚目のアルバム。
恐らく、佐野元春の代表曲と言えば、「サムデイ」でしょう。
その「サムデイ」が収録されたアルバムが『SOMEDAY』です。
彼自身が初めてプロデュースしたこのアルバムには、イントロが始まったとたん鳥肌が立つ「サムデイ」、壮大なロックバラードの「ロックンロール・ナイト」、都市に暮らす少年の揺れ動く心を歌った「ダウンタウン・ボーイ」など、初期の元春サウンドの傑作と言えます。
THE SUN
2004年7月21日発売。
独立レーベル「DaisyMusic」設立第一弾アルバム。
オープニングナンバーの「月夜を往け」、優しく語り掛けるように歌うポップソング。ゆったりと流れるメロディーに隠れた強い意志を感じる「君の魂 大事な魂」、そして、ラストナンバー「太陽」は前に進むために背中を押してくれるような曲です。
アルバム「THE SUN」は、一言で言うと「愛に溢れたアルバム」だと思います。
春の太陽のように優しく包んで暖かくなれる曲がたくさん入っています。
ZOOEY
2013年3月13日発売。
ザ・コヨーテバンドでの2枚目のオリジナルアルバム。
「君が愛おしい 理由はない」と語るストレートなラブソング「La Vita è Bella」、イントロのギターの演奏が一気に高揚させてくれる疾走感あふれるナンバー「ポーラスタア」、長い年月を共にしてきた二人を歌った感動的なスローナンバー「詩人の恋」
アルバム「Zooey」は、ギターサウンドをメインとした曲が多いです。ただそれだけでなく、じっくり聴かせる曲もあり、コヨーテバンドのサウンドを存分に楽しめます。
佐野元春ってどんな人?
あなたは、佐野元春がどんな人なのかよくわからない。
テレビにはあまり出ないし、意識的に情報を取っていないと彼に関するニュースも知らないかもしれませんね。
もしかしたら、去年の紅白で初めて佐野元春を見たのかもしれません。
ここでは、佐野元春ついていろいろと書いていきます。
プロフィールだけでなく、人となりや他のアーティストの関わり、そして、なぜそんなにかっこいいのか。
佐野元春のプロフィール
佐野元春、1956年3月13日生まれ。東京都出身。
シンガーソングライター、ラジオDJ、詩人。
1980年3月、シングル「アンジェリーナ」でレコード・デビュー。
日本語をロックビートに乗せた曲の成功や、ラップ・スポークンワーズなど様々な手法で日本の音楽シーンを牽引してきた。
アルバム『スウィート16』が1992年の日本レコード大賞アルバム部門を受賞。
ETV『ザ・ソングライターズ』がギャラクシー賞の2009年7月月間賞を獲得。
令和3年度(第27回)芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
チョット変わった人?
佐野元春はあまりテレビには出ませんが、数少ないトーク番組やバラエティ番組で面白い発言をしています。
1996年8月12日にオンエアされた『HEY! HEY! HEY! Music Award』に出演した際に、遠くから見ている動物に対して、「こっち来いよ」って言ったり、2020年1月24日に放送された『ダウンタウンなう』では、『はっきり言ってね、40年佐野元春でやってると自分の名前に飽きてきます』『気分を新しくしたい』と言って、(改名するなら)『例えばどんな名前?』と聞かれて、『隼ジェット』。
もう、面白すぎます。佐野元春は淡々としゃべるのが特徴ですが、その口調で変わったことを言うので、それがとても面白いです。
ほかにも、いくつかバラエティ番組に出たときの映像がありますので、探してみてください。
きっと、佐野元春のファンになると思います。
桑田佳祐氏の時代遅れのRock’n’Roll Band
去年の紅白で、桑田佳祐作詞・作曲の「時代遅れのRock’n’Roll Band」に他3人の同級生と一緒に佐野元春が参加しました。
桑田佳祐が、今回のコラボに当たってそれぞれ直筆の手紙を送り実現したとのこと。
もちろん、iTunesで曲を買いましたし、ミュージックビデオも観ました。
桑田さんらしいメロディが特徴の曲で気に入っています。
曲のメッセージとして、60歳を超えた大人たちが世の中の不条理に対して声を上げていこうという風に歌っています。
なお、ミュージックビデオでもそうですが、夏でも革ジャンを着ているが本人曰く「涼しい」とのこと。
私はまだその境地には達しておりません(笑)。
この曲で佐野元春のことを初めて知ったという人もいるかと思います。
そういう人たちにこの記事が役に立ったなら幸せです。
特に若い世代の人たちに元春の魅力を伝えたい。
佐野元春はなぜ「かっこいい」のか?
僕は本当に佐野元春がかっこいいと思っています。
約30年にわたって彼を見てきたので、その理由をお伝えします。
- 独自の音楽性
- 「詩人」佐野元春の独創的な歌詞
- 聴き惚れる魅力的な声
- 音楽への愛情と真摯な姿勢
- スタイリッシュな見た目
- 観客を惹きつけるライブパフォーマンス
- 時代を先取るチャレンジ精神
独自の音楽性
佐野元春の音楽性は独特のものがあります。
彼の音楽は、日本語をロックのリズムに合わせており、一つの音にたくさんの言葉を入れることが特徴。
また、ロック・フォーク・ブルース・ジャズ・ファンク・ラップなど多様な音楽ジャンルを取り入れており、音楽性の幅広さを披露しています。
彼の音楽的才能は、限界を知りません!
「詩人」佐野元春の独創的な歌詞
佐野元春の作詞の特徴として、英語の文章や単語が使われスタイリッシュな詞が多いことからオシャレな感じを受けますが、人生の喜びや悲しみや愛といった人間の感情部分を表現することが多いです。
また、「詩人」でもある彼の歌詞には詩的な表現や比喩が使われており、リスナーそれぞれの受け取り方ができるので興味深い。
そんな彼の詩の世界を存分に楽しめる「スポークンワーズ」というポエトリーリーディングを集めた作品もあります。
NHKで放送された「ザ・ソングライターズ」では、佐野元春がホストとして毎回ソングライターを招き、「詞」の世界にスポットを当て創作の秘密に迫っています。
聴き惚れる魅力的な声
佐野元春の若い頃の声は、ちょっとハスキーで高音が気持ちいい声でした。この声に当時の女の子たちはメロメロになっていたんでしょうね。
ですが、アルバム「THE BARN」では裏声を使った歌唱法になっていて、僕はちょっと違和感を感じました。
その後は、歳を重ねた重みのある、しかし、優しい歌声に変化していき、その声もまた味があって大好きです。
ちょっと前には、あまり声が出ていなくて心配していましたが、最近また声が出てくるようになってきたみたいで嬉しい。
音楽への愛情と真摯な姿勢
佐野元春は本当に音楽が好きなんだなー、と思います。
彼の音楽に関する知識は驚嘆に値するものがありますし、ラジオのDJをやっていた時には良質な音楽をたくさん紹介してくれました。
紹介の仕方も、そのアーティストと曲に対するリスペクトが感じられます。
彼は、自分の曲はもちろん、他のアーティストの素晴らしい曲をみんなに届けたいと思う気持ちが強いんだと思います。
スタイリッシュな見た目
佐野元春は現在67歳、とてもそんな年には見えないですよね。
お腹は出ていないし、姿勢もしっかりしてる。あなたの周りの男性(同年代)と比べてどうでしょうか?
なかなか、こんなにかっこいい人はいないのではないでしょうか。
僕が思うに、彼の若々しい姿は日々行なっている水泳のおかげです。もちろん他にも食事に気をつけていると聞きましたし、運動もしているはずです。
あと、彼は少年の心を持っているからでしょう。永遠の16歳です。
観客を惹きつけるライブパフォーマンス
佐野元春のライブは必見です!
最近では大きな会場で開催されることもなく、派手な演出はありませんが、そこは40年を超えるキャリアを持つ彼のライブは盛り上がること間違いなしです。
また、現在活動を共にしている「THE COYOTE BAND」。佐野元春より下の世代で構成されたバンドですが、それぞれ自分のバンドでも活躍している実力あるアーティストです。
今、次のライブツアーのチケットが発売中ですので、この機会に佐野元春の「ライブ」を体験してみてはいかがでしょうか。
僕も次のライブツアーを楽しみにしています!
進化した「佐野元春」が見れる。
時代を先取るチャレンジ精神
佐野元春がデビューした1980年のミュージックシーンでは、アイドルや歌謡曲、フォークなどが主流でロックはまだメジャーではなかったです。
彼のデビュー曲「アンジェリーナ」は、当時相当な衝撃を与えたと思います。一つの音符にできるだけ言葉を詰め込むといったそれまでにない手法での作曲。
この次の見出しの後にもいくつか彼の功績を書いていますが、最近では、コロナ禍でバンドメンバーともなかなか会うこともできなかったが、リモートでメンバーそれぞれが自分のパートを演奏して、佐野元春が一つの曲に仕上げたこともありました。
常に時代の先端にいた佐野元春
長いキャリアを持つ佐野元春ですが、今までにたくさんの前例のないことを実現しています。
その中でも特に衝撃となった3つをご紹介します。
ロックのメジャーシーンに初めてラップを取り入れた
1984年5月21日に発売されたアルバム『Visitors』。
ニューヨークから帰国して発売されたこのアルバムで、佐野元春はラップを取り入れています。
ニューヨークで生活をして、ヒップホップのムーブメントを肌で感じた彼は、今までの彼の音楽とは全く違ったこのアルバムを作りましたが、当時の人々はそれを聴いて戸惑ったようです。
先駆けとなったオフィシャルホームページ
今となってはアーティストのホームページは当たり前のものとなっていますが、今から28年前の1995年、まだインターネットが身近でなかった頃に佐野元春のホームページは作られました。
日本初の本格的アーティストサイトとしてスタートした「Moto’s Web Server」。
佐野元春ファンである8人のボランティア・スタッフ- MIPS (Motoharu Internet Project Systems) によって歴史が始まりました。
ボランティア・スタッフが、ホームページを始める案を佐野元春にメールにて伝えたところ、数時間後には「一緒にやろう」との返事があったとのこと。
このボランティア・スタッフがホームページを作ろうと思ったことがまず素晴らしいし、その提案を受けてすぐに快諾した佐野元春もすごいと思います。
今でも、佐野元春はインターネットを使って様々なアイディアを実現していますが、昔から常に先を見据えて行動をしていたんですね。
国内初の有料インターネットライブ
1998年8月30日、都内某所から国内初の有料インターネットライブが配信されました。
当時インターネットと衛星放送による中継のみで配信されたこのライブは、ソニーミュージックと佐野元春の合同企画として実現。国内初の有料インターネット・ライヴとして、その先駆的な試みが大きく注目された。当日は残念ながら接続の状況が悪く、視聴に不都合が生じたが、その後の確実な配信方法の確立に向けて貢献した功績は大きい。
出典:Musicman/佐野元春 & THE HOBO KING BAND、1998年のアンプラグド・ライブ「地下室からの接続」を11/18配信
当時、視聴した方はとても興奮していたでしょう。
歴史的瞬間に立ち会えたことが、とても羨ましいです。
佐野元春のチャレンジする姿勢は、これからも続くでしょう。
「【佐野元春】あなたの知らない魅力が!かっこいい理由を徹底解説!」のまとめ
佐野元春についてご紹介してきましたが、これらは彼についての極々一部となります。
私は彼の30年近くになるファンです。彼の何が好きかといえば、音楽はもちろん声・話し方・人柄・考え・ファッションなど、とにかくすべてが最高です。
彼は、その昔「つまらない大人にはなりたくない」と歌いました。
私も立派でなくていい、誇りをもって生きていく大人になりたいと思います。
この記事がきっかけとなり、佐野元春の音楽・言葉がみなさんの心に響いてくれたらこんなにうれしいことはありません。
佐野元春の最新アルバム『今、何処』。ヤバいアルバムです!
コメント
コメント一覧 (2件)
時にはチカラを入れ過ぎて空振りする元春。w
そんなところも含めて素晴らしい。 日本一のロックンローラー
コメントありがとうございます!
本当に日本一のロックンローラーですね。